チームスプリントの五輪出場に黄色信号。W杯第3戦初日、韓国・中国に敗退

Posted on: 2016.01.16

自転車トラック競技のワールドカップ第3戦香港大会は、15日、予選レースが行われ、チームスプリントに出場した日本代表は、44″611で全体9位。オリンピック出場枠をめぐり、接戦を演じている韓国・中国が日本のタイムを上回り、チームスプリントでの五輪出場枠獲得に向けて、日本チームはさらに厳しい状況となった。

チームスプリントで出場枠をするためには、世界ランキング9位までに入らなければならない。大会前に13位だった日本は、今大会でアジア3カ国の中でトップタイムをだし、僅差で追いかける韓国を上回ることが求められた。

しかし、雨谷一樹、渡邉一成、中川誠一郎で挑んだナショナルチームは、先に走った韓国、中国チームのタイムを上回ることができず、9位。アジア3カ国の中で最下位となってしまった。また、日本から出場したチームJPC(和田真久留、新田祐大、河端朋之)は12位でレースを終えた。

【W杯第3戦アジア3カ国の結果】
韓国7位(世界ランキング11位→11位)44”343
中国8位(世界ランキング14位→13位)44”508
日本9位(世界ランキング13位→12位)44”611
JPC12位 44”814

オリンピック出場枠をめぐるポイント争いは、残り2戦。直後に日本で開催されるアジア選手権と3月に行われる世界選手権のみ。正念場を迎えた日本チームが最後の逆転を狙い、アジア選手権で望みをつなげる。

ワールドカップは16日、大会2日目がスタートし、男子KEIRIN、女子スプリント、そして2日間に亘って行われる混成競技「オムニアム」がスタートしている。

■トラックワールドカップ第3戦香港大会ホームページ
http://trackworldcup.hk/
■2016アジア選手権ホームページ
http://cycling-championships.asia/

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