KEIRINグランプリ2015出場選手決定!王者武田が競輪祭を制しGP連覇に弾みをつける

Posted on: 2015.11.25

23日、福岡県北九州メディアドームでG1レース「競輪祭」が行われ、昨年のKEIRINグランプリ覇者、武田豊樹(茨城・41歳)が優勝。これで、年間6度のG1レース全てが終了し、年末の大一番KEIRINグランプリ2015の出場予定9選手が確定した。

年間6度のG1レースと賞金ランキング上位者、合計9名のみが出場できるKEIRINグランプリ。その出場メンバーをめぐる戦いの最終戦となるのが、G1競輪祭である。

競輪発祥の地で行われた大一番は、ラストチャンスをつかもうとする選手たちの意地とプライドがぶつかり合う熾烈なものとなった。

23日、3日間のトーナメントを勝ち上がった9名による決勝戦が行われた。メンバーの中でグランプリ出場が当確しているのは、高松宮記念杯で優勝している武田豊樹と大会前時点で賞金ランキング5位の平原康多。そして、賞金ランキング4位につけた浅井康太の3人。

一方、獲得賞金ランキングでボーダーライン上にいた村上義弘は、上記グランプリ出場当確選手以外の選手が優勝した場合に出場権がこぼれ落ちるという状況。その他の選手はいずれも優勝以外にグランプリへの出場の可能性は残されていない。

競輪祭で弾みをつけてグランプリに挑みたいとする選手に対して、一発逆転で出場権を獲得しようと狙う選手。様々な思いが絡み合う中、最終戦に相応しい、息の詰まるような緊張感が会場を包んでいった。

迎えた決勝戦。レースを支配したのは、すでに出場を当確させている2人の選手だった。昨年の競輪祭優勝者、平原康多と昨年のグランプリ覇者武田豊樹だ。

同じ関東地区として、平原と連携することとなった武田。残り1周でその並びが一旦離れてしまったものの、平原選手が最終バックストレートから捲りにしかけると、そこにしっかりと飛びつき、最後は2人のゴール勝負。逃げる平原を僅かに交わした武田が優勝を手にした。

昨年のグランプリを制してから1年間、純白のチャンピオンジャージを着てレースを戦いぬいた武田は優勝インタビューで「思ったよりもこのユニフォームが重くて、いつも力んで走ってたんですけど、なんとかグランプリ出場をいけることになったので、精神を休めて戦いにいきたいと思います」と王者としての重圧を語った。

【2015競輪祭結果】
優勝 ①武田豊樹(茨城・41歳)
2位 ⑦平原康多(埼玉・33歳)
3位 ⑥池田憲昭(香川・33歳)
4位 ④渡邉一成(福島・32歳)
5位 ③浅井康太(三重・31歳)
6位 ⑤村上博幸(京都・36歳)
7位 ②村上義弘(京都・41歳)
8位 ⑨稲川翔(大阪・30歳)
9位 ⑧竹内雄作(岐阜・28歳)

歴代のチャンピオン達の多くが苦しめられてきた王者の重圧。その重圧をしっかり受け止め、G1レース2勝というチャンピオンらしい結果を出した武田。王者が王者たる所以をしっかりとファンに示すこととなった。

この結果、今年も平原と共にグランプリに挑むこととなった武田。昨年のグランプリ覇者が万全の状態で再び年末の大一番を迎えることになる。対する出場選手達が、武田の連覇をどう阻止するか。今年のベストナインが激突する頂上決戦、KEIRINグランプリは12月30日、東京・京王閣競輪場で行われる。

【KEIRINグランプリ2015出場予定選手】
山崎芳仁(福島・36歳)全日本選抜 優勝
新田祐大(福島・29歳)日本選手権/オールスター 優勝
武田豊樹(茨城・41歳)高松宮記念杯/競輪祭 優勝
園田匠(福岡・34歳)寛仁親王牌 優勝
平原康多(埼玉・33歳) 賞金獲得ランキング3位
浅井康太(三重・31歳) 賞金獲得ランキング4位
神山雄一郎(栃木・47歳)賞金獲得ランキング5位
稲垣裕之(京都・38歳)賞金獲得ランキング6位
村上義弘(京都・41歳)賞金獲得ランキング8位

【KEIRINグランプリ2015特設ページ】
http://www.keiokaku.com/grandprix31/

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