福島晋一「忙しいオフの予感」

Posted on: 2015.10.23

ご無沙汰しております。僕のマルセイユでの研修も残り1か月を切りました。早いものです。

先日、日本で発表になりました通り、来季はNIPPO VINI FANTINIで監督をすることになりました。自分はプロコンチレベルのチームで走ったのは、プロになった最初の年、ベルギーのマルルクスチームだけでしたが、こうやってプロコンチのチームの監督ができることは非常な喜びであると同時に、プレッシャーでもあります。

コンチネンタルチームの中にもプロコンチで走る選手よりも強い選手がいて、プロコンチやワールドツアーのチームを負かすことがあります。

自分もコンチネンタルに所属していましたが、自分はプロとして標準的な力はあると自負して走ってきました。ただ、それ以上でもなかったし、プロコンチチームで走る機会はありませんでした。

しかし、世界のトップのレースはコンチネンタルのチームには開かれていません。プロコンチ以上のレベルで活躍し続けることは力の証明であるのです。

今のところ、このレベルに居続けられているのはフミと幸也の2人のみです。この人数を増やすことが僕の課題です。そして、幸也も言っていましたがイタリア語も練習しなくてはなりません。

忙しいオフになりそうです!

がんばるぞ!

AUTHOR PROFILE

福島 晋一 ふくしま しんいち/岡山県出身 1971年生まれ。20歳からロードレースを初め、22歳でオランダに単身自転車武者修行。卒業後、ブリヂストンアンカーに所属し2003年全日本チャンピオンを獲得。2004年ツアー・オブ・ジャパン個人総合優勝、2010年ツールドおきなわ個人総合優勝。2003年から始めたチーム「ボンシャンス」代表に就任。2013年シーズンを最後に引退。JOCのスポーツ指導者育成制度でフランスのコンチネンタルチーム「ラ・ポム・マルセイユ」の監督として2年間の研修を経て、現在はアジアのロードレース普及を目指しアジアサイクリングアカデミーを主宰している。 アジアサイクリングアカデミー筆者の公式ブログはこちら

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