第54回全日本学生選手権チームロードタイムトライアル 鹿屋体大が3連覇達成

Posted on: 2015.06.04

5月31日、埼玉県利根川河川敷で全日本学生選手権チームロードタイムトライアルが開催され、大会2連覇中の鹿屋体育大(原田・徳田・山本・冨尾)が強風に苦しめられるも、2位と8秒差の僅差で優勝を飾り、3連覇を達成した。


表彰式

埼玉県加須市・羽生市、利根川上流河川敷特設コース(62.4km)で第54回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会が開催。会場周辺の事前の天気予報は降雨だったが、当日、風は強かったものの天気は快晴。気温は30°という条件下のもとレースが行われた。

従来、かつてのオリンピック種目時代の伝統を踏襲して100km近い距離で行われてきた本大会だったが、近年の世界選手権大会で復活したチームタイムトライアル大会が50−60km程度の距離で行われていることもあり、昨年からは62.4kmに変更となっている。また、今年度のツールド・北海道学連推薦校を決める対象大会の一つになっていることもポイントとなっている。

レースは追抜時のアクシデントを最小化するために昨年度優勝校からスタートし、昨年度の上位8校は2分間隔、それ以降の大学は1分間隔でスタートした。

11時30分に昨年度、優勝校の鹿屋体育大学からレースがスタート。メンバーは原田・徳田・山本・冨尾の4名。その後、各大学が2分間隔でスタートしていった。

1周目終了時、最初に戻ってきた鹿屋体大は1名脱落し、3名で折り返し地点を通過。昨年度より2分程遅いタイムで戻ってきた。強風の影響で各大学ともタイムが伸びず、同じく2位の朝日大学も3名で1周目を通過。1周目通過時は鹿屋体育大学、朝日43秒差、法政大、明治大、中央大が1分以内の差で1周目を通過し、かなりの混戦が予想される展開となった。

最終周回では鹿屋体大は1時間23分04秒と昨年よりも6分程遅いタイムでフィニッシュ。続いて朝日大、追い上げたもモノの9秒差での2位、3位明治大、4位法政大に続いて2周目でもペースがあまり変わらなかった順天堂大が5位入賞を果たした。また昨年20位だった日本大学は8位入賞となった。

強風の影響で1位・2位のチームは1周目の時点で1名脱落した状態の中でのレース展開となったが、1位から3位までが僅差となり、鹿屋体育大が見事3連覇を達成した。

全日本学生選手権チームロードタイムトライアル 結果
1位 鹿屋体大 1時間23分04秒
2位 朝日大  +8秒
3位 明治大  +11秒
4位 法政大  +1分27秒
5位 順天堂大 +1分39秒
6位 中央大学 +2分29秒
7位 東京大学 +3分33秒
8位 日本大学 +3分39秒

【文・写真提供:日本学生自転車競技連盟】

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