新城幸也所属のヨーロッパカー、資金不足で来季はプロコンチネンタルチームとして活動

Posted on: 2014.12.16

新城幸也が2015年度まで契約を継続している現所属チーム「チームヨーロッパカー」が活動資金不足という理由から来年度のワールドツアーライセンスを失う結果となった。

今年、ワールドツアーに昇格し、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ヴェルタ・エスパーニャの三大グランツールの出場権が自動的に与えられていたが、来期はUCIプロコンチネンタルチームとしての活動が余儀なくされた。チームヨーロッパカーがグランツールに出場する可能性はワイルドカード(主催者推薦枠)に選ばれた場合のみとなる。

規定によると現在契約を交わしている選手も他チームへの移籍が可能となるが、すでにほとんどのチームが体制を発表している中、今からの移籍は実質的に不可能な状態である。

しかし、UCI(国際自転車競技連盟)の下した判断に対し、フランスでは署名運動が起きているなど、絶大な人気を誇るチームヨーロッパカーはこれまでもワイルドカードでツール・ド・フランスには長年出場してきたことから、来季もツール・ド・フランスへの出場に関しての心配はないと思われる。

この発表を受けた新城は「正直、こんなことが起こるとは思っていなかったのでカテゴリーが下がったことは残念だが、大きな動揺はない。走る場所がなくなったわけではない。出場できるレースが少なくなっただけ。これまで通り出場機会を与えられたレースを頑張るだけ。今後のレーススケジュールに関してはチームに確認して再検討する。これからも変わらぬ応援をお願いします」と語った。

来季に向け気持ちを新たに、当初の予定通り新城は12月20日からタイ合宿に入る。

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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