栗村修「流行りモノ」

Posted on: 2014.11.14

昨年限りでチームスタッフを退いたにも関わらず、益々“旅芸人化”が進んでいる今日この頃ですが、本日も新幹線に乗って遠方まで行ってきました。

最近、“流行りモノ”のパワーというものを実感することがとても多いです。

“流行りモノ”というだけあって、当然、流行りが終わればあっという間に過去に葬り去られる存在なわけではありますが、それでも流行っている最中の影響力は巨大なものがあります。

現在、日本国内での “自転車レース” もある意味で “流行り” という流れのなかにあるような気がします。本質的には流行りで終わってしまってはいけないわけですが、一方で、流行りをうまく使わない手はありません。

『偶然流行りに乗ってしまいその後良く悪しくも翻弄されてしまうのか?』

はたまた、

『意図的に流行りを生み出しそれらをしっかりとコントロールすることができるのか?』

後者であれば、“流行りモノ” を “本モノ” に変えることが可能となるでしょう。そういう、仕掛け人的存在の出現が待たれるところです。

AUTHOR PROFILE

栗村 修 くりむら・おさむ/1971年横浜市出身。15歳から本格的にロードレースをはじめ、高校を中退し単身フランス自転車留学。帰国後シマノレーシングで契約選手となり、1998年ポーランドのプロチーム「ムロズ」と契約。2000年よりミヤタ・スバルレーシングで活躍した後、2002年より同チームで監督としてチームを率いた。2008-09年はシマノレーシングでスポーツディレクター。2010年より宇都宮ブリッツェンにて監督。2014シーズンからは、宇都宮ブリッツェンのテクニカルアドバイザーを務めた。現在は、一般財団法人日本自転車普及協会 主幹調査役につき、ツアー・オブ・ジャパン大会副ディレクターとしてレース運営の仕事に就いている。JSPORTSのロードレース解説をはじめ、競技の普及および日本人選手活躍にむけた活動も積極的に行なう。 筆者の公式ブログはこちら

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