Jプロツアー第13戦みやだクリテリウムはロイック・デリアックが独走勝利

Posted on: 2014.09.01

8月31日、長野県宮田村で行われたJプロツアー第13戦「みやだクリテリウム」は、プロチームが参戦する中、JBCFの招待選手として単騎参戦となったロイック・デリアックが、ゴール前1kmから狙い澄ましたアタックで集団から飛び出し勝利を飾った。


集団を振り切って独走勝利を果たしたロイック・デリアック(TeamJBCF)

今年で6回目の開催を迎えたJBCF みやだクリテリウム。例年暑さ厳しいこの大会だが、天候にも恵まれ清々しい青空の下でのレースとなった。

Jプロツアー決勝のスタートラインに並んだのは2組の予選から勝ち上がった50名の選手たち。ローリングスタートを経て、緩やかなアップダウンが連続する1周回3.2kmのコースを10周回する、短期決戦となった。


2組の予選から勝ち上がった50名が決勝に臨んだ

スタート直後のハイペースから、まず登りで狩野智也(チーム右京)がペースアップ。次いでマトリックスパワータグやシマノレーシングが揺さぶりをかけるものの集団を破壊するには至らない。

3周目には阿部嵩之と堀孝明(共に宇都宮ブリッツェン)が僅かなリードを得たが、リーダーチームの動きを集団は容認せず、人数を減らしつつ、決定的な逃げが生まれないままレースは後半戦に突入していった。

そうした中、7周目にエドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)とホセ・ビセンテ(チーム右京)が抜け出しに成功。2人はおよそ10~20秒弱ほどの差を持って、最終周回突入直前まで逃げることとなる。


集団から抜け出したエドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)とホセ・ビセンテ(チーム右京)

上りの度にペースアップが行われる

鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)や小坂光(那須ブラーゼン)を含む4名の逃げ

ラスト1周の鐘を聞いた集団は、宇都宮ブリッツェンが前を固める形で残り距離を減らしていくが、一瞬のタイミングを掴んだロイック・デリアック(TeamJBCF)がアタック。躊躇する集団を尻目にゴールまで逃げ切り、待望の勝利を飾ってみせた。


宇都宮ブリッツェンがフルメンバーで先頭2名を追走する

チーム関係者と喜び合うロイック・デリアック(TeamJBCF)

【2014Jプロツアー第13戦 結果】
1位 ロイック・デリアック(TeamJBCF)    47分28秒
2位 窪木一茂(チーム右京)           +01秒
3位 入部正太朗(シマノレーシング)
4位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)
5位 サルヴァドール・グアルディオラ(チーム右京)

表彰台 ロイック・デリアック(TeamJBCF)が中央に立つ

Jプロツアーリーダー 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)

ルビーレッドジャージをキープした増田成幸(宇都宮ブリッツェン)

【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】

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