Jプロツアー第11戦石川はホセ・ビセンテがラスト1周を逃げ切って今季4勝目

Posted on: 2014.07.22

今年で13回目を迎えた”Jプロツアー第11戦石川サイクルロードレース”が、20日、福島県石川町で行われ、宇都宮ブリッツェン、ブリヂストンアンカー勢の攻撃をしのぎ、残り15km余りを独走した、ホセ・ビセンテ(チーム右京)が優勝。今シーズン、Jプロツアー4勝目を上げた。


ホセ・ビセンテ、最後は独走でレースを制した

Jプロツアーの年間優勝者を決めるレイティング(ポイント)が、前回の東日本ロードクラシックと同じく高くなっており、シーズン後半に向けて年間ランキング争いをする上でも重要な大会となる”Jプロツアー第11戦石川サイクルロードレース”。

コースは福島県の石川町と浅川町の公道に設定された13.6kmの周回コースを8周回。パレードを含めた総距離115.8kmで争われた。


石川町内をパレード走行する集団

レースは、学法石川高校からのパレードを終え、リアルスタート直後からアタック合戦が始まる。チーム右京、ブリヂストンアンカー、那須ブラーゼンが中心となって動く中、3周目に阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、初山翔(ブリヂストンアンカー)の2人が抜け出し、後続に25秒の差をつける。


レース序盤は逃げがなかなか決まらない状態で進む

3周目、阿部嵩之、初山翔の2人が抜け出す

2人の逃げが5周目に吸収されると、代わって土井雪広(チーム右京)、ロイック・デリアック(TeamJBCF)、鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)、伊丹健治(ブリヂストンアンカー)の4人が抜け出す。

30秒の差を付けられたメイン集団からは、ホセ・ビセンテ (チーム右京)が抜け出して単独で追走。そして、ホセは、7周目に遅れた鈴木と伊丹に代わって土井とロイックの先頭集団に合流する。


7周目、土井雪広、ロイック・デリアックに、ホセ・ビセンテが合流して逃げ続ける

その後、ホセは最終周回に入る直前にアタック。残り1周を単独で逃げ切り、Jプロツアー4勝目を挙げた。3位には増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が入り、ルビーレッドジャージを防衛した。


ラスト1周を逃げ切ってゴールしたホセ・ビセンテ

【2014Jプロツアー第11戦 結果】
1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)2時間58分00秒
2位 ロイック・デリアック(TeamJBCF)+33秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+47秒
4位 土井雪広(チーム右京)+48秒
5位 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+49秒


表彰台

Jプロツアーリーダー 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)

【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】

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