ジロ第13ステージ 新城のアタックは不発もチームメートが3位「いつかチャンスは巡ってくる」

Posted on: 2014.05.24

ジロ・デ・イタリアは、23日、第13ステージが行われ、スタート後アタック合戦の末にできた3名の逃げグループが、メイングループの追撃を振り切り、最終的にマルコ・カーノラ(イタリア/バルディアーニCSF)がステージを制した。


しっかりと補給のミュゼットを受け取っていく新城(Photo Miwa IIJIMA)

第13ステージ コースプロフィール

今日のステージは新城幸也が2010年のジロで3位に入った街を一部通過し、距離もその時とほぼ同じということで、チームヨーロッパカーは、新城もしくは、アシスト選手の誰かを逃げのメンバーに送り込むというオーダーを選手たちに与えた。

スタートと同時に激しいアタックが合戦がはじまり、新城も何度かチャレンジするものの、3度目のアタックでも逃げグループを形成することが出来ない。そうした中、その隙を付いて飛び出したチームヨーロッパカーのアンジェロ・テュリックを含む5名のエスケープが成功した。


ハイスピードでラスト22kmの周回入っていく新城(Photo Miwa IIJIMA)

フィニッシュラインを一度通過後、ラスト22kmの周回に入ると、メイングループでは、スプリンターを擁するチームが中心となって猛追。一方、先頭グループでは、5名のうち2名の選手が逃げをあきらめ脱落。

しかし、アンジェロを含む3名の選手は最後まで粘り、最終的にゴールスプリントとなったが、逃げきりを狙い積極的に先頭グループを牽いていたアンジェロは3位に終わった。まるで、2010年の新城と同じような展開となった。ゴールスプリントを制したのはマルコ・キャノーラ(バルディアーニCSF)。新城は104位でレースを終えている。


逃げ切った3名(Photo Miwa IIJIMA)

「あぁ、3位かっ。」と、ゴール後の第一声はチームメイトの順位を尋ねながらゴールしてきた新城。「もう、怪我の影響はほとんどない。今日もホントは動きたかったね。でも、今まで我慢して走っていたから、いつかチャンスはめぐってくると思う。チームとしてもいつも良い走りしているし、良い結果に結びつくはず。」と、明るく語った。

第14ステージは、序盤に3級の上りから始まり、1級、2級、そして、1級の山頂ゴールとなる本格山岳ステージ164kmとなる。

【第13ステージ結果】
1位 マルコ・カーノラ(イタリア/バルディアーニCSF)
2位 ジャクソン・ロドリゲス(ベネズエラ/アンドローニジョカトリ)
3位 アンジェロ・テュリク(フランス/ヨーロッパカー)
4位 ナセル・ブアニ(フランス/FDJ.fr)      +11”
5位 ジャコモ・ニッツォロ(イタリア/トレックファクトリーレーシング)
34位 別府史之(日本/トレックファクトリーレーシング)
104位 新城幸也(日本/ヨーロッパカー)

【個人総合優勝】
1位 リゴベルト・ウラン(コロンビア/オメガファーマ・クイックステップ)
2位 カデル・エヴァンス(オーストラリア/BMCレーシング)     +37”
3位 ラファル・マイカ(ポーランド/ティンコフ・サクソ)      +1‘52”
4位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/AG2Rラモンディアール)+2‘32”
5位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ベルキン)         +2‘50”

【大会オフィシャルページ】
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2014/it/index.shtml

(記事:TeamEuropcar PR Manager Miwa IIJIMA)

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