Jプロツアー第3・4戦南紀白浜は宇都宮ブリッツェンが2連勝

Posted on: 2014.04.21

4月19、20日に旧南紀白浜空港でチームタイムトライアルとクリテリウムの2戦が行われ、宇都宮ブリッツェンが両レースとも制し、2連勝を飾った。


2連勝を飾った宇都宮ブリッツェン

Jプロツアー第3戦は、旧南紀白浜空港で行われるシリーズ唯一のチームタイムトライアル。1周1.5kmのコースを、最大6名のメンバーで10周回。3番手でゴールした選手のタイムで順位を競う。


旧南紀白浜空港の滑走路を使ってレースは行われた

レースは、現在までのチームランキングの下位から上位へという形で進行。トップタイムが着々と更新される中、上位3チームが出走する最終第6ヒートを迎えた時点でトップタイムは那須ブラーゼンの22分14秒44。そのタイムを上回るための戦いが始まる。


チーム創設以来、初の表彰台となった那須ブラーゼン

優勝は、万全の体制でレースに臨み、着実にタイムを刻んだ宇都宮ブリッツェンが3戦目にして今季初優勝を飾った。


うれしい今季初優勝を飾った宇都宮ブリッツェン

【2014Jプロツアー第3戦 結果】
1位 宇都宮ブリッツェン     22分10秒03
2位 那須ブラーゼン       +4秒
3位 シマノレーシング      +19秒
4位 CROPS × championsystem  +22秒
5位 イナーメ信濃山形      +28秒
6位 マトリックスパワータグ   +29秒


表彰台

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翌日に行われたJプロツアー第4戦はクリテリウム。前日のタイムトライアルで使用した旧滑走路を往復するコース。

予選2組を勝ち上がった計65名で行われる決勝レースには、宇都宮ブリッツェンが唯一、参加8名全員が決勝へ上がる。一方で、宇都宮クリテリウムを制したマトリックスパワータグは2名のみが決勝へ。


65名が決勝のスタートラインに立った

序盤からアタックが続くものの、10秒以上のタイム差がつく逃げはできない。佐野淳哉(那須ブラーゼン)、山本元喜(斑鳩アスティーフォ)、ホセ・アギヤベガ(CROPS×championsystem)、そして宇都宮ブリッツェンやシマノレーシングがアタックを繰り出す。特に佐野のアタックは強力だったが、決定的な逃げにはつながらなかった。


最も多くアタックを仕掛けた佐野淳哉(那須ブラーゼン)

結局そのまま大集団でのゴール勝負へ。最終コーナーを鋭く回った大久保陣(宇都宮ブリッツェン)が先頭のままゴールへ。吉田隼人(シマノレーシング)が追い込むものの僅かに届かなかった。


トップスプリンターの仲間入りを果たした大久保陣(宇都宮ブリッツェン)

宇都宮ブリッツェンは逃げを作る展開から集団ゴールへと作戦を臨機応変に対応。エースを鈴木真理から大久保へシフトした作戦が成功。前日のチームタイムトライアルに続きレースを制した。

【2014Jプロツアー第4戦 結果】
1位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)       52分31秒
2位 吉田隼人(シマノレーシング)
3位 セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ)+01秒
4位 ガルシア・リカルド(チーム右京)
5位 住吉宏太(チーム右京)
6位 岩島啓太(なるしまフレンド レーシングチーム)


表彰台

Jプロツアーリーダー セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 雨澤毅明(那須ブラーゼン)


各リーダーの2人

【文・写真提供:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟】

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